アンティークの知りたい基礎知識|アンティーク家具を取り入れたお部屋作りや、アンティーク家具のお手入れ方法をご紹介しています。せひ参考にしてください!

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アンティークやヴィンテージの家具は、使っていくうちに購入時の風合いが少しずつ失われてしまう場合があります。好ましいコンディションを長く保つためには、日頃のお手入れや劣化の対策が大切です。ここでは、アンティーク家具の修復方法についてご紹介しましょう。

年月を経た木製家具の特徴

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100年近く経過したものが多いアンティーク家具は、多くは無垢材で作られており、塗装も天然由来のニスで仕上げられています。これらの塗装は被膜が薄く、毎日の乾拭きや水拭きでも少しずつ失われてしまいます。また、天然素材の為、湿度によって夏は膨張、冬は収縮する事があります。乾燥が進むと、木の反りや木目に沿ったひびが出てきます。天然素材には避けられない変化ですが、長く大切に使い続ける為には、直射日光が当たる場所を避けたり、加湿器で室内の湿度を調節すると良いでしょう。また、無塗装の家具は木そのものを感じさせるその質感が魅力的ですが、塗装家具に比べ乾燥しやすいと言えます。

アンティーク椅子の修復方法

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手軽にインテリアに取り入れられて人気のアンティークチェアですが、毎日実用していると、いずれはコンディションが変化していく事があります。
脚がすり減ったり、乾燥して木に反りが出て、がたついてきた場合は、脚の裏にフェルトやゴム等の涙石を貼り、調節しましょう。

フランス製の編まれた華奢な座面のチェアは人気のデザインですが、使用する内にケイン編みが凹んだり編まれたシーグラスがほつれたりする事があります。永く座面を守るアイデアとして、お気に入りのテイストのファブリックで作られたシートクッションを使うのもおすすめです。

緩みや大きな裂けなどが出来てしまって、実用に問題が出てしまった場合は、なるべく早めに専門の修理業者に依頼しましょう。パディントンではご購入いただきました商品につきまして、ご相談や修理を承っております。どうぞお気軽にご相談ください。

テーブル、木製家具

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木目がひび割れたり、穴などがあいて隙間を埋めたい場合は、市販のパテを使います。パテはチューブ状のもの等がホームセンター等で手に入ります。乾燥し固まったら、BRIWAX等のワックスや家具用塗料を塗装し色味を合わせれば完成です。

引出の開閉がスムーズでなくなってきた場合は、ロウやシリコンスプレーを塗ると滑りが良くなります。

シルバー製品が黒ずんできたら

シルバーは使ううちにだんだん黒く変色してきます。これは硫化や塩化が原因です。年月を経て落ち着いた輝きになったシルバーも魅力的ですが、市販のシルバー磨き用のクロスやシルバーポリッシュ材で、簡単に輝きが戻ります。
ガラスキャビネットなどの中に飾りながら収納すれば、空気に触れて黒ずむ硫化が抑えられ、輝きが保てます。

気に入ったものを長く大切に使うヨーロッパの人々。アンティークは持ち主から愛情を注がれ、長年大切に過ごしてきたからこそ、魅力的な味を得ながら現在へと受け継がれています。
アンティーク家具のメンテナンスは、最初は面倒に感じるかもしれませんが、何度も手をかけているうちに愛着が湧いてくるでしょう。
自分のメンテナンス次第で、家具の良さを引き出すことができる喜びを知って、アンティーク家具のある生活を存分に楽しみましょう。

 

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