アンティークの知りたい基礎知識｜アンティーク家具を取り入れたお部屋作りや、アンティーク家具のお手入れ方法をご紹介しています。せひ参考にしてください！

近年、シンプルで落ち着いた雰囲気のある北欧スタイルが注目されています。白やベージュを基調にすっきりとまとめた室内や、木のぬくもりを大切にする姿勢は、日本人の感覚になじみやすいインテリアテイストだと言えます。

壁にシェルフや棚をチーク材やビーチ材の木目の美しい素材を活かしながら、プラスターや珪藻土のクリームトーンをベースにナチュラス家具を合わせた天然派の北欧も主張しすぎない空間に、レトロなカラーでファブリックやジオメトリクスなグラフィック小物を配する遊び心。人気の北欧スタイルをインテリアに取り入れてみましょう。

北欧風インテリアの特徴は色づかいにあり

ペールトーンをベースに、アクセント家具で個性を出した、フランスの部屋。

北欧風インテリアは、主に新築のような白ベースから創る事が出来るのでとても楽に、スタイルが創りやすく、空間をすっきり見せ手くれます。陰と陽を表す、陰の部分にアクセントカラーとなる壁紙や塗装を全体の一割程度の一部に茶やワインカラーを施し、自分らしさを追加してみるとよいでしょう。ベースカラーは白かペールトーン（淡い色）にするのが定番。床、壁、天井はキャンパスと考えて、木目の素材感と一緒に組み合わせると良いでしょう。真っ先にレトロ模様をアクセントにするのは避けましょう。

手狭なマンション住まいでは、北欧スタイルは無理だろう……と思う方がいるかもしれまをせんが、白やペールトーンをベースカラーにするため、むしろ手狭な間取りに適していると言えます。

実際、最近の賃貸マンションでは、柱の部分や一面だけ色を変えて壁紙を貼って視覚で空間を広く見せる配慮がされています。

【家具】フォルムの美しさと快適さにこだわる

北欧風インテリアは、ビーチ材やチーク材等の木の温もりを活かしたナチュラルでシンプルなものが主流。シンプルだからこそ、素材やフォルムにこだわりのある、ハイデザインを選びたいものです。

北欧には優れた家具メーカーが多くあり、カイクリスチャンセン（Kai Kristiansen）Carlhansen＆son(カールハンセン＆サン)やGETAMA（ゲタマ）などが有名です。

カイクリスチャンセン（Kai Kristiansen）製のヴィンテージチェア。デザイナーズチェアは北欧風インテリアに人気のアイテム。

ERCOL（アーコール）はイギリスのメーカーですが、曲げ木技術の高さと洗練されたデザインで、北欧スタイルにマッチする家具として高い人気を得ています。

北欧風のイギリスアーコール社のテーブルとチェア。幅広いインテリアに溶け込みます。

また、アンティークのフレンチチェアも人気の高いアイテムです。アンティークの持つ独特の味わいが北欧スタイルに深みを与えてくれます。

【ライト】デザインやカラーがアクセントに

丸みのあるペンダントライト、大胆なデザインのペンダントランプなど、照明は北欧風インテリアに欠かせない、アイキャッチャーとなるアイテムです。

個性的なデザインがシンプルな内装のアクセントになる北欧風ペンダントライト。

室内を白×ペールトーンでまとめて、アクセント照明としてライトにヴィヴィッドカラー（鮮やかな原色）を使うのが北欧スタイル、例えば、人気の定番louis poulsenI(ルイスポールセン)社　ポール・ヘニングセン。

照明とファブリック（布・生地）のトーンを揃えれば、カラフルなアクセントになります。

【ファブリック】大胆なカラーを効果的に使う

ベースとなる内装や家具のシンプルさに反して、目を見張るほど鮮やかな北欧風ファブリック(布・生地)。鮮やかな配色と、大胆な幾何学模様や植物模様が特徴です。インテリアのアクセントとして、上手に活用しましょう。

鮮やかな配色が美しい、幾何学模様のラグ。部屋に彩りと温もりをプラスして。

また、「ファブリックパネル」と呼ばれる、ボードに布を貼ったパネルを壁に飾ると、一気に北欧スタイルの雰囲気が増します。

【オーナメント】かわいらしさを取り入れる

木や天然素材の温もりが安心感のある北欧のヴィンテージトイ。オブジェとして存在感があります。

木の肌ざわりを大事にしたウッディートイ（おもちゃ）やlisa Larson(リサ　ラーソン)の土のオーナメントなども、北欧風インテリアに欠かせないアイテム。
特にアンティークのオーナメントは、人の手を経て来た風合いが愛しく、深い味わいがあります。
ウォールシェルフ（棚）に飾ったり、テレビの横にさりげなく置いたりと、雰囲気作りにピッタリのアイテムです。

北欧風スタイルは、ベースカラーは白やペールカラーですので、コーディネートはそう難しくありません。味のあるアンティーク小物や遊び心のあるヴィヴィッドカラーの小物などを取り入れて、コーディネートを楽しみましょう。

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