アンティークの知りたい基礎知識｜アンティーク家具を取り入れたお部屋作りや、アンティーク家具のお手入れ方法をご紹介しています。せひ参考にしてください！

機能性が求められるキッチンでは、電化製品や調理器具との兼ね合いを考えなければならないので、アンティーク風にまとめるにはちょっとしたコツが必要です。アンティークの雰囲気が漂うけれど、きちんと使いやすいキッチンのコーディネートをご紹介します。

アンティーク調インテリアの難題、システムキッチンをどうするか

アンティークやブロカントキッチン雑貨が似合う、おしゃれで使いやすそうなフランスのキッチン。

既製品のシステムキッチンが設置されている場合、そのままではアンティークインテリアとミスマッチです。
まずは、システムキッチンを隠す、アレンジする、リフォームするなど、どのようにアンティーク風にしていくかの基本方針を決めましょう。
また、キッチン周りをアンティークの小物でコーディネートしていくことで、統一感を出すことができます。

【隠す】手を加えられないシステムキッチンなら

賃貸物件など、システムキッチンに手を加えることができない場合は、隠す方法がおすすめ。
対面式ならば、周りをコンパネで囲い単板を貼ってペイントしたり、タイルを貼るなどして対応します。これであれば、システムキッチンの扉にコンパネを張り付ける必要はありませんので、賃貸でも手軽に取り入れることができます。
壁側にシステムキッチンが取り付けられている場合は、アンティーク風カウンターやキッチンハッチを置いて、システムキッチンが見えないように隠します。アンティーク風パーテーションを利用するのも効果的。

【リフォーム】システムキッチンの雰囲気を一変させる

リフォームが可能な場合は、システムキッチンの扉を変えてしまいましょう。現在では、既製品の種類も多いので、気に入ったものがあればそれを利用します。
また、既存の扉に単板を貼ってDIYすることも可能です。扉だけでなくハンドルをアンティーク風なものにすれば、アンティーク感がぐっと高まります。扉の他には、側面の幕板部分にタイルを貼るアレンジも人気です。

【タイル】床が作り出す表情は大きい

タイルやレンガ張りの空間に、アンティークダイニングテーブルとトーネットカフェチェアがコーディネートされたフレンチダイニング。

床を替えると、空間の印象がガラリと変化します。本格的にアンティーク風な空間を目指すのであれば、シャビーな古木風フローリングや、アンティークタイルなどで床を仕上げると良いでしょう。
フレンチヘキサゴンタイルなど、１つ１つ丁寧に手作りされたアンティークタイルは、どれも色や風合いが異なり、キッチンの床をニュアンスのある表情にしてくれます。

【調理器具】や【食器】が作り出すアンティークな空間

エナメルポットが並ぶパリのブーランジェリーの内装。ブロカントキッチンツールが世界観を醸し出して。

キッチンにある食器や調理用具、収納容器などをアンティークにすることで、統一感を出すことが可能です。
例えば、コランダーやキッチンスケール（はかり）などは、実用性もあり、カウンターに置いてディスプレイにできる便利なアイテム。少しずつお気に入りのアンティーク雑貨を揃えると良いでしょう。
便利だけどアンティーク感のない電化製品などは、絵になるデザイン性のあるものを選んだり、棚や引出しに納めて、目につかないように。

【ウォールシェルフ】で壁面に表情をつける

ウォールシェルフ（壁に取り付ける棚）は、アンティークな雰囲気作りに便利なアイテム。シャビーなペイントの木製シェルフ、アイアンのシェルフなど、取り付ける品によって異なる雰囲気になります。
アンティークのワインボックスを、壁にビス留めしてウォールシェルフ代わりにしても素敵です。

キッチンは、家電製品やシステムキッチンをアンティーク風にすることが難しいと思われがちですが、やり方次第では賃貸物件であっても充分対応可能です。
アンティークの小物を集めて、料理を作るのが楽しくなるような空間にしてみてはいかがでしょうか。

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