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アンティークチェアの面白さ

作られた年代や様式によって、アンティークチェアのデザインもさまざま。ここではカフェやレストランでよく使用されているアンティークチェアの魅力を紹介します。
フレンチカフェチェアとは?

パリの歴史がありそうなレストランでも使われていたバウマン社製のカフェチェア。
19世紀後半、ナポレオン3世時代にパリの街が大改造されました。光と風を通す広い通りと統一感のある美しい建物が並ぶ景観が完成すると、開放的なテラス席があるカフェやレストランが次々と生まれ、現代のパリに欠かせない街並みが出来上がりました。
現在のカフェでもよく使用されるフレンチカフェチェアは、この時代のカフェやレストランのために量産された、いわば業務用の椅子。シンプルでありながらデザイン性に優れ、パリのエスプリが込められています。
老舗家具メーカーによって作られたものが多く、カフェ文化が盛んになるにつれて、技術やデザインが洗練されていきました。
カフェチェアの代表的なメーカー

フランスのメーカー、バウマン(Baumann)社製のカフェチェア。
カフェチェアの代表的なメーカーとしては、THONET(トーネット)、FISCHEL(フィッシェル)、J&J KOHN(ヤコブアンドヨーゼフ コーン)、Baumann(バウマン)社などがあります。いずれもベントウッド(曲げ木)の技術を用いた美しいフォルムと、実用性を兼ね備えたデザインで知られています。
お洒落で丈夫なフレンチカフェチェアは、ご家庭のダイニングやキッチンにも最適なアイテムです。
アーコールチェアを使ったお部屋のアレンジ

イギリス、アーコール(Ercol)社製のアンティークチェア。伝統的なウィンザーチェアです。
フレンチカフェチェアと並び、近年人気を集めているアーコールチェア。ERCOL社(アーコール社)は、1920年ルシアン・アーコラーニによって創設されたイギリスの家具メーカー。
ベントウッドの技術を駆使したシンプルで美しいデザインや、ゆるやかにカーブする座面の座り心地、軽くて持ち運びやすい点などが愛され、ブリティッシュプロダクトチェアのスタンダードと称されています。
中でも1957年に発表された「スタッキングチェア」は、垂直にスタッキング(積み重ね)できることで人気を得て、イギリス中の学校や教会に置かれた往年のヒット作。
他にも「ラブシート」や「バースツール」など、優れたデザインがたくさんあります。シンプルで温かみのあるフォルムや、木肌を活かしたナチュラルな塗装は、ファブリックに合わせて自在に表情を変えるので、シーズン毎のアレンジが楽しめるタイプの家具だと言えます。
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アーコール社製スタッキングチェア。
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アーコール社製ロッキングチェア。
アーコールチェアは、カラフルなファブリック使いが魅力の北欧スタイルにもよく使用されます。
キリム(平織りのラグ)を敷いてアーコールチェアを配置し、チェアの下に本を積み重ねて、座面にはヴィヴィッドカラーの時計を飾るなど、簡単なアレンジをするだけでおしゃれ度がグッと増します。
アンティークチェアの面白さは、そのデザインだけでなく、個々の持つ味わいにあると言えます。同じものは二つとないその魅力を活かして、インテリアコーディネートを楽しみましょう。
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