効果的なマテリアル
アンティークの効果的なマテリアルの分析と建築素材集のご紹介
木材の種類
木の素材別、木目の特徴を並べました。
年月を経過した古い木材が持つ、独特の風合いを活かした家具や木材選びの参考に。
エルム
固く丈夫なエルム材(ニレの木)は家具はもちろん、古いお屋敷では建築部材として使われ、解体する際には150年以上昔のエルム材の大きなオールドビームが取り出され、アンティーク古材として人気です。
現在では伐採が禁止され貴重な木材です。
オーク
オーク材(ナラの木)は高級感のある美しい木目で、年輪がつまっていて固く丈夫です。
年輪のすじがトラ模様みたいな虎斑(トラフ)模様が特徴。
椅子や机、モールディング彫刻の家具、建材、船材、ウィスキーやワインの樽にも使われます。
古代ギリシアでは最初に神々に作られた母なる木と呼ばれ、神話でも聖なる木として登場します。
樹齢200年以上経過していないと伐採してはいけない、貴重な木材です。
家具の歴史の中で、1400年~1660はオークの時代と呼ばれています。
オーク材のオールドビームをむき出しの梁に。
フルーツウッド
温もりある風合いと、艶が美しいフルーツウッドは、アップルウッド材(リンゴの木)や、ナシやモモの木なども使われます。
アルモワールキャビネットやワードローブなどに良く使われています。
ウォルナッツ
ウォルナッツ材(くるみの木)は家具材として人気が高く、チーク、マホガニーと共に世界3大銘木と言われています。
不規則な濃淡の縞が特徴です。
固く狂いが少なく、艶出し加工をすると美しい艶が出ます。
高級家具やドア、床、楽器等に使われます。
1660年~1720年はウォルナッツの時代と呼ばれています。
その後の、1720~1770年はマホガニーの時代、1770年~19世紀初期はサテンウッドの時代と言われています。
パイン
温もりある風合いで人気のパイン材(マツの木)。
年月を経過すると飴色になって、床材や壁材など内装や扉、家具にと使われます。
ピッチパインは、より木目が詰まって重く硬くて丈夫です。
また、少し赤っぽい色味です。
パイン材のパネルドアやヴォレーで自然を感じさせる内装に。
アンティークタイル・レンガ
素朴なテラコッタタイルや、釉の艶と柄が魅力のレンガ、フランスで生まれたマットなセメントタイル等の種類と特徴をご紹介。
アンティークレンガ
古いお屋敷を解体した時に取り出され、大切に保管された、テラコッタ製のトメットタイル。
割れずに残った希少な古材です。
1つ1つ手焼きで手作りされていた為、色合いや大きさも不均一で、味があります。
壁や床材に取り入れれば、中世から残る
歴史ある建物の雰囲気が蘇ります。
アンティークタイル
ヨーロッパで広く見られる伝統的なパターンが受け継がれているフレンチタイル。
キューブ柄やジオメトリック柄、アカンサスや花柄など。
組み合わせてもおしゃれ。
タイル張りのフロアはぐっと凛とした雰囲気が増して、印象的に仕上がります。
アンティークストーン
ヨーロッパならではの魅力的な天然の石を建築部材として取り入れた、アンティークストーンの種類をご紹介。
ハニーストーン
イギリスのコッツウォルズ地方でしか採れない、希少なコッツウォルズストーン。
優しいハチミツ色から、ハニーストーンと呼ばれ、コッツウォルズの村では美しい石作りの家が並んでいます。
古城の柵や壁面に使われていて、解体の際に取り出されたオールドハニーストーンです。
壁面はもちろん、フロアストーンにも。
特徴的な色味が魅力的で、田舎風な雰囲気に。
ライムストーン
ライムストーン(石灰岩)。
表面がマットで雰囲気ある質感が魅力の、建物の内装やピラミッドにも使われた大理石です。
中には化石が埋まっているものも良く見られます!
古い木材や石、レンガと、相性ぴったりなマテリアルを用途や特徴を活かして組み合わせて、よりいっそう豊かな表情をたのしんで。
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パディントンのアンティークタイル、フレンチタイルはこちらから
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