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アンティーク家具の日ごろのお手入れ方法

アンティーク家具は、メンテナンスの面で敷居が高いように思われがちですが、普段のお手入れは意外とシンプル。基本は「から拭き」または「固く絞った布で拭く」だけです。
手あかなどの汚れがひどい場合は、固く絞った布で拭いた後、乾いた布で2度拭きすればOK。
しっかりとお手入れされたアンティーク家具は、使う程に魅力的な風合いになってゆきます。ここでは、日ごろからできるアンティーク家具のお手入れ方法をご紹介します。
水気や熱に気をつける

天然塗料で仕上げられたアンティーク家具は、「水気」や「熱」が苦手。濡れた食器をテーブルに置いたまま放置すると、水分で染みができてしまいます。
水をこぼしたらすぐに乾いた布で拭き取り、コップなどの食器は直に置かずコースターやランチョンマットを使うようにしましょう。熱い鍋を置く際には鍋敷きを忘れずに。
アンティーク家具に酢水や重曹はNG
重曹や酢は天然素材だからアンティーク家具に使用してもOKと思う方が多いようですが、塗料を溶かしてしまう恐れがありますので、おすすめできません。
アンティーク家具の風合いを大事にしたいなら、お手入れは固く絞った布で拭く程度にとどめておきましょう。
また、アルコールも塗装を溶かす場合があるので、市販されている除菌用のアルコールティッシュなどでテーブルを拭かないよう注意が必要です。
月に1度のワックスがけで、美しさをキープ
アンティーク家具を美しく保つために、月1回程度のワックス掛けを習慣付けましょう。
ワックスを掛けることで、軽度の染みやスクラッチ(引掻きキズ)は目立たなくなります。また、木の乾燥を防ぎ、無垢材がゆがむ、反りかえるといったトラブルを予防します。
BRIWAX(イギリス製)のワックスは、刷毛で塗れてムラになりにくく、渇きが良いため、パディントンではおすすめしています。
シミや傷はシェラックニスでメンテナンス
アンティーク家具の多くは、シェラックニス塗装で仕上げられています。シェラックニスの歴史は古く、17世紀から使われており、天然素材で人体に害がほとんどなく、環境に優しい塗料です。
バイオリンなどの楽器は、現在でもシェラックニスで仕上げられており、長く使用したい木製品に欠かせない塗料です。
シェラックニスは被膜が薄く、日に当たるだけで劣化するため、耐用年数はおおよそ1~2年程度と言われます。
多くの現代家具に使われるウレタン塗料の耐用年数(3~5年)に比べると脆弱ですが、ウレタン塗料は家庭で扱うのが難しいのに対し、シェラックニスは家庭でメンテナンスすることができます。
やり方は簡単。ニスを塗りたくない部分をマスキングしてから、ニスを塗り、乾くのを待ちます。完全に乾いたら、再度ニスを塗ります。ムラにならないよう、薄く塗ることがポイントです。
ワックスやニスなどのメンテナンスは、ショップに任せることもできますが、自分でお手入れすることでさらに愛着が増しますので、一度チャレンジしてみることをおすすめします。
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